チベットで良く飲まれているものにバター茶がある。
実はこのバター茶、体を温めてくれる。
正式な作り方は、バター(カロリーを気にする人は牛乳でもよい)と茶葉と塩を混ぜて、お湯をいれて良くかき回して、濾してから飲むものだ。
私のバター茶の作り方はちょっと違う。
ミルクを温めて、沸騰する寸前で火を止めて、紅茶をいれて、ロイヤルミルクティーを作る。そこに砂糖を加えて、バターをいれて、シナモンを少しいれてかき回して出来上がりだ。
コクのあるロイヤルミルクティーのような味だが、これを飲むと、体が温まる。ココアよりも温まる。
一週間以内に木枯らし一号が吹くらしい。
木枯らしが吹くと気温が十度以下になる日がやってくる。冬支度を急がなければ風邪をひいてしまう。
でもこのバター茶(もどき)があれば大丈夫。服一枚分くらいは違うほどの暖かさだ。
カロリーを気にする人はバターをいれなくてもいいが、その分温まり方は弱くなる。
バターと紅茶とシナモン、この組み合わせが体を温めるようだ。
シナモンには毛細血管を修復する作用があるといわれている。つまり血行が良くなるのだ。じっさい血行をよくする漢方薬には肉桂が入っているが、肉桂=シナモンなのだから、効き目は同じだ。
血流が良くなったところに、カロリーの高いバターを取るのだから、バターは脂肪として蓄積されるより燃焼してしまうのではないだろうか?
紅茶の成分がそれを助けるものだと思われる。
何はともあれ、お試しあれ。私の経験だと、甘酒よりも暖かさが持続するようだ。