嬉しいです。

米紙が「不屈の日本」と、今回の地震に立ち向かう日本にエールを送っています。

復興には、人、物、金が必要ですが、それに気持ちが加われば、更に力強く復興が行われると思います。

今は復興よりも救援の方が先ですが、今のうちから復興を考えていないと、行き当たりばったりの復興では、結果は大きく違ってくると思います。

日本の素晴らしさを再認識させてくれるこうしたエールには、大きな効果があると思います。

日本は地震大国です。
昭和の始め頃だったか、もっと昔だったかは忘れましたが、地震のことをもっと学ぼうとドイツに留学した人がいました。

ところがその教科書は、日本のものを、ドイツ語に翻訳したものだったそうです。

日本の地震に対する研究は、世界一ということです。

それなら、地震からの復興も、世界一であるはずです。

その復興を助けるのは、日本の経済力です。

ですから、救援物資を送るのも良いことですし、募金をするのも良いことですが、東北が酷いことになっているからと、旅行にも行かず、消費も控えるのは、むしろ逆効果です。

阪神大震災のとき、関西がひどい目に遭っているのに、自分たちが楽しみのために消費するのは気が引けると、消費が落ち込みました。

その結果、日本の経済は再び落ち込み、税収は減り、その事が阪神地区の復興の足かせになりました。

古い話ですから記憶にない人もいらっしゃると思いますが、日本海で石油流失事故があったとき、浜辺に打ち寄せた石油を取り除くために、多くのボランティアが応援に駆けつけました。
もちろん土地の人たちは喜びました。
でも、その土地の人たちがテレビでこう言っていました。

「ボランティアの人たちには本当に感謝しています。ありがたいと思います。でも、ここは観光地なのです。見物でもいいから、何もしなくてもいいから、遊びにも来てください。こんなときに不謹慎だと旅行をひかえているのでしょうが、ここに来て、旅館や民宿に泊まってもらうことも嬉しいのです。地元が潤いますから」

寄付も大切です。欲しいものを我慢して寄付をすることはとても良いことだと思います。
でもそんな我慢、いつまでも続けられません。

今はそんな時期ではないので、イベントやスポーツは中止されていますが、救援作業が落ち着いて、イベントやスポーツが再開されたら、参加するだけでもお金は動きます。
お金が動けば消費税として国庫に納められます。
そのお金が、復興に役立つのです。

消費は間接的ではありますが、復興には役立つのです。
不謹慎だと消費をひかえていたら、日本の経済は落ち込み、ひいては税収も落ち込んで、復興に必要なお金が少なくなります。

消費は不謹慎でも何でもありません。
日本の経済を良くすることが、素晴らしい復興に役立つのですから。

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