もううんざりといいたくなるほどの、原発の事故。
まるで神様が、「これでも原発は必要と思うかね?」といっているようにも思えるほどのトラブルの連続。
想定外の地震だったからこうなったなどと言ってほしくない。
想定されるいかなる地震にも耐えうるといっていたはず。
想定外の地震が来るなら、もう原発はいらない。
原子力発電所の敷地はびっくりするくらい広い。
正確な広さは知らないが、テレビで言っていた事が正しいならすごい広さだ。
「放射能を測定したのは、原子炉から1,5キロ離れた敷地の境界線です」
原子炉は敷地の中央にあるはずだから、少なくとも3キロはある事になる。
原子炉が5つもあるのだから、横はどれくらいだろう?
10キロもあるなら、敷地の面積は30平方キロもある。
太陽光パネルの効率はメーカーによっても違うだろうが15%から18%はあるはずだ。
大雑把に言うと、太陽エネルギーは1㎡あたり1キロワットと考えていい。
効率15%なら、150ワット。
1平方キロメートルあたり150000000W、という事は150000㌗
30平方キロメートルなら450万キロワット。
ここにある5つの原発よりも少し大きくなる。
そういえば、太陽光パネルが実用化され始めたとき、ある学者が言った事があった。
「原子力発電所の敷地に太陽光パネルを敷きつめれば、むしろ原子力発電よりも多くの発電が出来る。欠点は、曇りや雨の日には三分の一以下しか発電できない事と、夜間の発電は出来ない事だ」
雨の日でも100万キロワット位は発電できるはずだし、曇りの日ならもう少しはましになる。
それにNAS電池を組み合わせれば、夜でも使える。
NAS電池は、工場が、夜間のあまった安い電力を蓄電して昼間に使うものだから、十分実用的なものだ。
夜間の電気は余っているのだから、電池もそれほど大きくなくていい。
最大使用電力は、真夏の晴天の日の午後というのだから、太陽光発電は実用的とも言える。
莫大な金はかかるだろうが、原発を造るにはものすごい金がかかるのだから、これくらい作れない事はない。
太陽光パネルは、20年たったものでも95%の発電能力が残っているというのだから、耐用年数はもっとだろう。
太陽光パネルは放射能も毒も出さない。
NAS電池は、ナトリウムと硫黄だから、これも心配はない。
想定外の地震が来ても、こんなにハラハラしなくても済む。
今度の事故に懲りて、東電がやってくれないかな。